さよならの言い方なんて知らない。 6

久しぶりに本屋に行ったら、2冊も出ていたので、7と一緒に買った。シミュレーション世界だったことを明らかにしたことで「死」の意味も重みも変わってきた。「別々の世界から連れてこられた」は作り事としていたが、本当にそうなのかは怪しんでいる。架見崎を演算している世界もフィクションという二段落ちもあるかもしれない (ただし、それは好みではない)。フィクションとしていた故郷の世界群が実在する、に行かないものか。また、そうであったときに、シミュレーションに移行していた意識とのつながりをどう処理するかは楽しみ。「階段島」のときは魔法として処理していたが、今回はSF的道具立てにしたことで少し変えてくるのでは。