ポルレイターの秘密兵器

こちらも『四畳半タイムマシンブルース』と同日に読んだ。

「ポルレイターの秘密兵器」

内臓置き換えられちゃったキャラモン提督だが、これを読んでいる同時期に超技術で心臓を置き換えられた『リコリス・リコイル』が放映されているのも5年越しのシンクロニシティか。フェミニズム的価値観が普通になっている世界で以前の価値観を持つキャラモンが浮いてしまう、というのも、未だにアンチフェミニズムがそれなりの支持を集めている現代から見ると、40年 (書かれたのは1980年代初頭) 前にマリアンネ・シドウの夢見た世界はまだまだ遠い、本当に未来のことなのだと思わされた。

「ポルレイターの道」

後半読み終えたのは11月になってからで、全く進んでいない。協力的だったポルレイターのオソは死に、艦隊はバリアにとらわれてしまった。

「フロストルービン」について最後に言い残そうとして死んでしまう、というのも様式美ではあるのだが、ここまで秘密めかしているのだから、それなりの正体であってほしいものだ。