プアな文体に閉口

翻訳を始めてみる*1と、自分の文体の引き出しの少なさに愕然となった。あの人たちは、ストーリーにふさわしい、登場人物たちにふさわしい、巧みなスタイルを使い分けるすごい人たちだったのだ。
振り返ってみると、自分の訳した日本語よりも、訳す前の英文の方が、自分にとってさえ、遥かにイメージ喚起力が強い。小鷹訳はそのイメージを見事に掬い取っている。脱帽。

*1:昨日、V節の一部を更新