超人ロック 憧憬

「ロックインザボックス」

『ペアペアライサンダー』にはロンウォールが出てきたりして、超人ロックと共通宇宙だと思っていたが、ちょっと違う感じの二人。そこに、ちょっと違う感じの超人ロックが現れて、多元宇宙のたくさんの超人ロックの戦いに巻き込まれる。

ただし、多元宇宙なので、本線のロックより殺伐とした性格のロックが次々出てきて・・というセルフパロディーの楽しい一品だった。「黄昏の戦士」という『黄金の戦士』のキャラクター風の狂人が出てくるものなどあったのを思い出した。

「憧憬」

絶筆。第4話の荒れた絵は、しかし、初期のころの超人ロックの面影が見えて、趣があった。最終話はアシスタントによる作画らしく、絵はうまくてきれいだけれど、聖悠紀とは違う絵だった。ただ、無理に似せないのが良かったのかも、とは思った。絵面を似せるイタコ漫画でなくて良かったのだと。