さよならの言い方なんて知らない。2

さよならの言い方なんて知らない。2 (新潮文庫nex)

さよならの言い方なんて知らない。2 (新潮文庫nex)

 『ウォーター&ビスケットのテーマ2 夕陽が笑顔にみせただけ』の改題。角川で出していたときは、平積みになってる他のスニーカー文庫に比べて扱いが少なく、どうしたことかと思っていたが、再び日の目を見ることができたのはまあめでたい。

サクラダリセット』がすごすぎたので河野裕の本は買うようにしていたが、その他はそれほどでもなく、それでも『ウォーター&ビスケットのテーマ』は『北野坂』よりは面白くなりそうだったので、角川もまじめに売ればよかったのに、どうして、と思っていた。今度は面陳列で展開していて、前よりは売れそう。ラノベコーナーではなく、一般のところに置いたのも良かった。ラノベコーナーが一種隔離ゾーンのようになっているので、そういう本を読む人しか立ち入らない感じになっている。今はそれこそ『十二国記』に近い扱い、すぐ近くに並べられているので、そうした普通の本を読む人に手に取ってもらえるのも良い効果があると思う。