さよならの言い方なんて知らない。5

久しぶりに本屋に立ち入ると、やはり発見はあり、森見登美彦の『熱帯』と三崎亜紀の『30センチの冒険』をそれぞれ手に取ってパラパラすると、「鼓笛隊の襲来」などという章題 (内容はきっと長編のものとは違う) を見つけたりする。売り場をぐるっとまわると、この本を見つけた。

2でラノベレーベルから撤退してnexで3, 4を書き継いだ話の続き。

八月を繰り返している理由が明かされて、それは想定の範囲内だったが、商品名がスポンサー都合により変わっているなどのくすぐりはふふっとなる。

物語の逆襲という意味では「北野坂探偵舎」シリーズ的な空気が感じられ、まずい方向にこけていくかもしれないが、大ネタを割ってラスボス風の人まで現れたので、あと1冊で終わるかな。