クラッシャージョウ11 水の迷宮

発売時に買ったので、8年以上本棚にいたことになる。

無理やりな科学設定が、SFとしか言いようのないこの作品世界を古式ゆかしいスペオペとしてきちんと成立させているのが、職人技というものだろう。

エロチックさを出さずに海獣と人魚の異類婚姻を書いているのも巧みで、全年齢向けながら新たな性癖が開発されそう。「そうか、そういうことだったのか」と私も思った。