ヤッターマンに泣く

マリオンでヤッターマンを見る。
ところどころ笑わせるための演出が鼻についたが、そのくどいところも味なもの。
深田恭子が良い。生瀬も。
実写にしてオリジナルのフレーバーも漂わせていたが、より強烈に「肉」を感じた。
何より驚いたのは、泣いてしまったこと。
涙もろいのは仕様だが、決して懐かしさなどではなく、物語の本質の力に泣かされた。
男はどこかにボヤッキーを飼っている。
たとえ自分のことを愛してはくれないであろう女であっても、惚れた女の幸せを願う、そんな心が。