秋の星々の都

長く積読だったが、ようやく読了。
狐のルニャールやセント・オドランには新エルリックで会っていたが、ここに来てようやくミッテルマルヒと世界のつながりが見えて来た。
前作のハッピーなエンディングと異なり、本作では、恋は悲しい結末を迎える。常に違和感が差し込まれていたので予感はしていたが。
リブッサの死後淡々と続く語りが、私には、辛かった。
ああ、でも、いつもなら涙脆い私が泣かなかったのは、珍しい。
最近、感性が擦り減っているのかもしれない。