膚の下

膚(はだえ)の下〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

膚(はだえ)の下〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

膚の下 (下)

膚の下 (下)

SFM連載時に読んでいたが、再読して、何度も泣かされた。中井貴一の「ビルマの竪琴」で泣けた私だ。涙腺がゆるゆるなのは明らかだが、これ読んで泣けない人は、友達ではない。
主人公が変化していく状況の中で解決策を考え、実行していく様子は、眉村の「司政官」を思わせる雰囲気もあり。
「あなたの魂に安らぎあれ」の世界がいかに作られたかをつきつめてうまれた奇跡の物語。まさに、完結編だった。