ガールズ & パンツァー最終章 第4話

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TOHOシネマズ流山おおたかの森にて10/15 14:15の回で。

西住みほを開幕早々に退場させて危機の演出としたのは良いと思った。

しかし、全体になんじゃこりゃ感があふれていた。

とりわけ、斜面滑り落ちつつの戦闘は絵面は良いけれどリアリティーラインがどこへ行ったかという感じで、特に雪崩発生なんて、死者が出るのが普通の事象を軽々とおこすとは。ひっくり返っては元に戻しも多用していたが、乗員絶対無事じゃない。

試験惑星チェイラツ

「試験惑星チェイラツ」

謎の手袋の片割れを使ってポルレイターに対抗しようとするが、失敗。手袋はおそらくは消滅し、ポルレイターはコスモクラートの試験にパスしたものと思い込んだ。

「ハイチの男」

謎のスローガンの発信者たるエリック・ウェイデンバーン出生のエピソード。幻の父から送られてきた青い結晶とその消滅、そしてウェイデンバーン自身の過去も本当なのかわからなくなっていく。彼が「無限アルマダ」の人類で唯一の一員であるという。また新しいファクターが導入されて面白くなってきた。

ハイパー空間封鎖

「ハイパー空間封鎖」

ポルレイターのハイパー空間封鎖装置はネーサンのサボタージュにより、予定より大規模、しかも元に戻せない状態になり、宇宙の輸送が大ダメージを受ける。

「転送機ネット作戦」

キサイマンの逃れた転送機ネットワークはアコン人がテラに対抗するべく秘密裡に構築したものであった。キサイマン一党が作ったネットワーク地図が輸送問題を救う一助になる。ちょうどそれはクリスマスの時期で、キサイマンに同行していた子供らは両親に再会するのであった。一方、ポルレイターは転送機ネットワークによる地下活動を警戒してつぶしてしまい、鳴り物入りで登場したネットワークそのものの活用はすぐに終わってしまった。たまにあるちょい役のキャラクターみたいな扱い。

神のアンテナ

「神のアンテナ」

こちらは、トロトの冒険の続き。自転する虚無ことフロストルービンに出入り自由という超生物アウエルスポールとの戦いの果てに辛うじてセト=アポフィスの権力源たるアンテナの破壊に成功する。

「カルデク・サークル」

アトランが正気に戻り、カルデクの盾をラフサテル=コロ=ソスに時間ギリギリながら返却することで、ローダンとサリクの処刑を回避する。

ゲシールの謎も残っている。スプーディの変質とヴィシュナ成分の関わりが今後のキーワードになりそう。

血の轍【第17集】

母が死ぬことでようやくこの物語も終わった。

そして、紙で買うコミックもこれで終わりになる。あとは聖悠紀の遺作が出たときくらいか。

以後は1000冊を超えると思われる積読の消化 プラス アニメ化作品原作本の購入で余生を過ごすつもりでいる。例えば、青崎有吾の評判はずっと前から聞いていたが一度も本を手に取ったことはなかった。しかし、『アンデッドガール・マーダーファルス』のアニメが非常に良かったので、いずれ何か買って読んでみようと思っている。あと、ずっと読みたいと思っていながら一冊も本を買っていないのが上遠野浩平。これも「ブギーポップ」のアニメが面白かったので、いつかは買うつもりはずっとあった (今もある) が、積読の置き場にも困っていて読む時間もないのでパスしてきていた。あと、「キノの旅」。名作ラノベなのはアニメを見て見当はついているが、やはり一冊も読んだことがない。

もちろん、アニメ見る時間を減らせばもっと本が読めるのはわかっているのだが、そこを切れないのが未熟ではある。

黄金の粉塵人間

「黄金の粉塵人間」

謎の雲を調査すべく接近した《バジス》は謎の粉塵のために一部乗員が壁をすり抜けるような謎存在になり、謎の雲「スラケンドゥールン」に艦を送り込もうとする。ハミラーチューブの機転もあり、粉塵人間は《バジス》から搭載艇で去り、スラケンドゥールンに向かい、帰ることはなかった。という謎だらけの話。これが後でまた出てきたりするのがローダンの恐ろしいところなので、覚えておくことにする。

「永遠の戦士コジノ」

ポルレイターの愛であった姉「ヴォワーレ」には対となる闘争心のかたまりの弟「コジノ」がいた。封印されていたコジノは解き放されるが、姉の消失から闘争心も薄れ、恒星に向けて落ちていく。さすがにこれはもう出てこないと思うが、油断はできない。

さよならの言い方なんて知らない。 BOOK 8

小説のキャラクターにどこまで感情移入できるかの能力によってこの物語を受け入れられるかが変わってきそう。所詮は作り事と思うようであれば、普通の小説も全て作り事なので。小説内の人物を実在の人間としてエミュレートして読み、なおかつそれがAIの生み出した虚構の人物であり、という奇妙なシチュエーションは、とても面白いと思った。

最後に新キャラが出てきて、この物語の最後の一波乱となりそう。終局はなんとなく見せられているので、多分あと2冊くらいで収まるのでは。次巻は新キャラの特殊能力でまた局面が変わり、一見混乱して収拾がつかなくなるように見せつつ、その次の巻で急転直下色々なものがかみ合って大団円という流れかな。