木蓮荘綺譚 伊集院大介の不思議な旅

栗本薫が伊集院大介に最後に探らせたのは、乾八千代という自分の中の核の一つだった。

文庫で出たときに買ったもので、8年ものということになる。先日SFマガジン栗本薫追悼号を読んだばかりだったので、しんみりしてしまった。グインはオンタイムで追えているので、もういない人なのは知っているが、僕にはついこの間としか。多分埋もれている栗本薫の著書はもうないと思うが、発掘が進めば何か出てくるかも。

ヴァマヌ来訪

謎のヴィールスの由来が一応明かされ、キウープの行方がますます大事になってきた。

後半は意思を持つ黒い手袋がイホ・トロトと悪の限りを尽くす。ストームブリンガーエルリックか。

水宮殿の賢人

挿し絵がなくなったローダンだが、久々に本文中に図が登場。ヴェイクオスト銀河は“それ”とセト=アポフィスの領域の中間、リンボにあった、というポンチ絵。そして賢人はアトランだった!

兄弟団の声

三頭政の一角が崩れ、公爵は争う。賢人はサーフォを復活させ、セネカは再びコントロールされる。なんとなく大詰め感。