監視要塞スカラベ

監視要塞スカラベ (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-487 宇宙英雄ローダン・シリーズ 487)

監視要塞スカラベ (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-487 宇宙英雄ローダン・シリーズ 487)

ハーデン・クーナーから深淵の騎士の知恵を受け継いだと思しきジェン・サリクの発案によりスカラベのロボットを悪のガルベシュ人に仕立て上げるという茶番を決行、同時に進行するティフラーへの首席テラナー不信任決議。ちゃんと躓きは用意されていて、サリクがなかなかティフラーに話ができないとか、工作員スカラベから脱出し損ねるとか、与党議員に切り崩しが入るとかあったが、最後はティフラーの不信任は否決され、オービターから銀河系退去期限の30日延長を勝ち取った。

折込は『高い窓』の村上春樹訳。清水俊二訳も未読。マーロウものは『大いなる眠り』、『長いお別れ』、『さらば愛しき女よ』とパーカーの『おそらくは夢を』しか読んでいない。