野獣死すべし

名作という評判は知っていたが、未読だった。死んだ義兄の蔵書は積ん読含めた私の本と結構かぶっていたが、これは持っていなかったので、先日妻の実家から借りてきて読んだ。謎めいた手記に始まるのは、例えば『占星術殺人事件』や、本書にインスパイアされた『頼子のために』などいくつかあるが、なるほど、これはお手本といえるぴったりさ。