〈ポリーニ・プロジェクト I〉ハーゲン・クァルテット with 堤 剛(チェロ)

http://www.toppanhall.com/concert/detail/201810121900.html

前半は初めて聴く現代音楽作曲家サルヴァトーレ・シャリーノの作品集。こちらにはハーゲンは出てきません。最初に出てきた演奏者がフルートを普通には吹かず、息だけを通してかすかに音を出すという、まさに、ザ・現代音楽。まるで笙とか尺八のような音色。次のヴァイオリンも普通には弾かない。さすがに続けて聴くと予想が付いて驚きが少なくなったが、たまに聴くには悪くないかもと思えてきた。後半はシューベルトの弦楽五重奏曲ハ長調。長大な曲で、所々聞いたことのあるメロディーもあったが、どうやら通しで聞いたのは初めてだったようだ。編成が特殊な曲で、チェロが2本使われていた。ハーゲンの4人+堤剛がチェロでゲスト参加。前半のわざとすかすかに弾くのを聴いた後だと、しっかりちゃんと音が聞こえるのに逆に違和感を感じたりもした。