ウォーター&ビスケットのテーマ

河野裕の著者名でとりあえず買ったまま放置していたが、最近2が出たのでまとめて読んだ。

ルールで縛られた状況でキャラクターを動かしていくというのが極めてゲーム的で、面白かったけれど、もう一度読むかというと、たぶん読まない。

もちろん、未読の本が1000冊単位であり、人生の残り時間で読みきれるかどうかと思うと、2度以上読む本の方を圧倒的に少なくするべきなのだろうが。

今読んでいるSFマガジンが2009年7月号なので、もう10年近いビハインドになっている。「地球移動作戦」がまだ連載中の世界に生きているわけだ。ここだけ10年遅れている人になる日も近い。

そうそう、終わらない8月に集められた日本人たちが、複数のパラレル日本から来ているという設定はかなり気が利いていて、異世界設定の仕方としては画期的かなと思った。