星籠の海

星籠の海(上) (講談社文庫)

星籠の海(上) (講談社文庫)

星籠の海(下) (講談社文庫)

星籠の海(下) (講談社文庫)

2年前に買ってからずっと未読の山に埋もれていたが、昨日から読みはじめ、ついさっき読了。

一部評判が悪かったのは、「十円五十銭」式の判別があったりしたこともあるのだろうが、それよりも、長いはずなのにするすると読めてしまう軽さのせいかもしれない。

忽那社長と少年のエピソードが「透明人間の納屋」風、最後の機械仕掛けの爆走の幕切れが「ひらけ!勝鬨橋」風など、島田荘司らしい雰囲気はあったと思う。