週刊実話

「橋下市長の企みか」ストリップ劇場『十三ミュージック』摘発で地元大揺れ
掲載日時 2012年10月17日 16時00分|掲載号 2012年10月18日 特大号

 大阪市淀川区十三東のストリップ劇場『十三ミュージック』が摘発を受け、地元に波紋を呼んでいる。
 9月24日、劇場内の個室で踊り子にわいせつ行為をさせていたとして、社長の齊藤和夫容疑者(46)や従業員ら11人が、大阪府警保安課に風営法違反(禁止区域営業)の疑いで逮捕された。
 「踊り子たちは観客を劇場内の個室に誘い、6000円の入場料とは別に、1回10分5000円で性的なサービスをしていました。AV女優やプロダンサー中心のストリップ界において、ここは素人の女の子を舞台に上げることで人気を呼び、著名人の隠れファンも多いんです」(地元風俗記者)

 そんな素人中心という状況もあり、ショーに加え客と接触するセクキャバ色も強いため、これまで数回摘発を受けていた。もっとも、そのほとんどの場合が性器を全露出する“特出し”か、踊り子の年齢に関してのもので、「“秘密の小部屋”でのサービスで、それも11人が連れて行かれたのは、今度が初めてなのでは」(同)という。
 今回の摘発の理由を警察関係者は、「目に余る実態のため」としているが、“秘密の小部屋”は、関西のストリップ劇場では、ほぼ標準的なサービスで以前から行われていた。そのため、十三周辺では別の理由が噂されているのだ。

 「橋下さんがやらせたんとちゃうかっていわれてますねん」とは、十三・木川の飲食店主。「橋下さん」とはもちろん、飛ぶ鳥を落とす勢いの橋下徹大阪市長のこと。
 「東淀川に暮らし、北野高校に通っていた橋下さんにとって、十三は縄張り同然。若い頃からそれなりに遊んでいた人ですから、無名時代に“名所”に通っていたとしても不思議ではありません」(地元情報誌記者)

 それと今回の摘発には何か関係があるのだろうか。地元情報誌記者はこう続ける。
 「橋下さんは大阪府知事時代から『風俗とギャンブルは大阪に任せろ!』みたいなことを言っています。つまり、その手の娯楽施設を、南港や関空周辺にまとめようという狙いがあるんです。それには今から既存の施設を処分する必要がある。そのため今回の摘発は、風俗業界の反応を見るために自分の地元のストリップから手をつけさせたのでは、と囁かれているんです」

 風俗業界にも、いよいよ橋下改革が吹き荒れる?

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